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貸借対照表

一般社団法人設立に関する貸借対照表について

一般社団法人を設立し運営していく場合、事業年度ごとに事業報告や決算書類などを作成し、それを社員総会に提出する必要があります。決算書類にはいくつか種類があり、そのうちの一つが「貸借対照表」です。この対照表は、一般社団法人を運営していくためには必要となる要件の一つとなっています。では、この貸借対照表とは一体どのようなものなのでしょうか。

この対照表は、会計に関する財務諸表の一つであり、「バランスシート(BS)」とも呼ばれているものです。法人における、ある一定時点の資産・負債・純資産の状況を明確にするために作成されるもので、複式簿記と呼ばれる手法によって作成されます。一般社団法人の場合は、設立登記が完成し法人として成立した時点で、法人の設立日時点の貸借対照表を作成する必要があります。また作成した対照表は、ホームページなどで公にしその法人の経営状態などの情報を、世間一般に提供することになります。こうすることで、一般社団法人が非営利法人であることを証明することにも繋がるのです。

この対照表の表は資産・負債・資本の3つの要素が記載されるようになっており、資産は表左側の「借方」と呼ばれる場所がそれにあたります。負債と資本(純資産)は表右側の「貸方」と呼ばれる場所になります。これら3つの要素の関係は、【資産の合計(運用した資産)=負債の合計+資本の合計(調達した資金)】で表されます。従って、この対照表は左側と右側の金額が同じになるのです。そのため、この対照表を見れば財産がどれだけあり、借金がどれだけ残っているのかを一目で分かるというわけです。
資産の部は、財産の運用状況(使い道)を表す部分で流動資産と固定資産に分類されます。

流動資産とは、決算日から一年以内に現金化が可能な資産のことで、主に現金・預金・売掛金・受取手形・棚卸資産などがそれにあたります。また固定資産とは、一年以上保有する資産のことで、主に建物・備品・車両運搬具・土地などの有形固定資産や、営業権・特許権・借地権・電話加入権などの無形固定資産、さらに投資(長期保有が目的の株式など)やその他の資産(長期貸付金などがそれにあたります。

負債の部は、流動負債と固定負債に分かれており、流動負債は決算日から一年以内に支払いが義務付けられた債務のことで、主に支払手形・買掛金・短期借入権などです。また固定負債とは、決算日から一年を超えて返済する債務であり、主に社債・長期借入金などです。

純資産の部は、資本に関する内容を記載します。その際、社員資本・評価・換算差額などに分類して記載していきます。
一般社団法人における貸借対照表は、このような内容で記載されていきます。なお、資産の部・負債の部については、一般的には流動性の高いものから低いものへと記載していくことが多いです。

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